コロナ後遺症「ブレインフォグ」と高気圧酸素療法についてモーニングショー で放映されました。

2022年7月26日 テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショーで

新型コロナウイルスの後遺症「ブレインフォグ」と高圧酸素療法について放映されました。


新型コロナの後遺症に悩んでいるという方も増えている、さらに増えるという懸念がある。その中でも「ブレインフォグ」という後遺症について。脳に霧がかかったような状態がコロナ後遺症のひとつとして報告されている。主な症状は記憶障害、集中力の低下、精神的な疲労、不安など。感染すると免疫細胞がウイルスと戦うためのタンパク質を作る。このタンパク質が脳に入ると炎症が起き、脳の神経細胞の働きに影響すると考えられている。岐阜大学大学院の下畑先生によると、これがMRIや血液検査でも異常が出ないことが多く、診療現場でも判断が難しいという。望月先生の患者でもブレインフォグで悩んでいる方がいるそうで「言葉を発しようとしても出てこない、話そうとすると脳が疲れてしまって話したくないという症状の方が結構いる」と話した。高齢者、アレルギーのある人、基礎疾患のある人に多いという。男性、2回以上ワクチンを接種した人は発症の頻度が低いという。望月先生は「ワクチン打ってる人はブレインフォグが出にくいと言われているが、多彩な症状が出るので手探り状態。」と話した。治療法については高圧酸素療法によりブレインフォグの症状を改善することが今月に入り示されたということで、今後日本でも取り入れられることが期待される。この治療法について望月先生は「高圧酸素療法は酸素のタンクに入っている気圧を上げて酸素を吸う。それによって血中濃度の酸素を上げて組織に酸素を届けて損傷した細胞などを活性化するような治療なので期待される治療法だと思う。耳鼻科でも突発性難聴などにも使っている。」と話した。北村先生は「海外の研究者なども免疫には注目している。後遺症になってしまっている方にワクチンを打ったら免疫を戻すことができるんじゃないかという研究もあおるが、まったく変わらなかった人がほとんどだが良くなったという方もいれば逆に悪くなってしまったという方もいる。そうするとワクチン打てば治るというものでもないし、あるいはワクチンでなくても免疫を適正に抑え込むことができればできるので良かれと思った治療法であっても人によってはまた悪くなるかもしれないと思うと、動物実験とかいろんなものを経て安全に人に試さないと長期に渡って後遺症に悩んでいる人からするとわらをも掴む思いだと思うが、それでまた悪化してしまうと可哀想なので、安全に今後研究をしつつよくなるような方策を考えることが重要。」などと話した。

2022年7月26日 テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショーより

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