高橋尚子さん(金メダリスト)、藤野英己教授、天野英紀社長による座談会
日本の高地トレーニングの先駆者である高橋さんは、平地にいながら標高3000m級を再現できる「低圧低酸素ルーム」を体験し、その即効性と利便性を絶賛しました。従来の海外合宿では移動による負担や、帰国後の効果持続(約2週間)が課題でしたが、室内設備なら大会直前まで効果を維持しつつ、平地でのスピード練習も並行できるメリットがあります。
医学的視点では、低酸素環境が細胞内の因子(HIF-1α)を活性化させ、赤血球の増加や毛細血管の発達を促し、持久力を向上させることが解説されました。さらに、最新の研究では低酸素環境がケガの修復細胞(マクロファージ)の働きを強め、故障の早期回復や筋再生を促進する効果も明らかになっています。
この「O2Room®」は、アスリートの強化だけでなく、一般の健康維持やリハビリにも有効であり、医科学の進歩がスポーツと健康の未来を支える鍵になると示されました。

